ラグビーの聖地、花園への切符をかけた高校生の戦いがまもなく始まります。
全国高校ラグビー、岡山大会は11月6日に、香川大会は7日に開幕します。
29日は岡山県の強豪校、倉敷高校を紹介します。
夜も明けきらぬ午前5時。
倉敷高校ラグビー部の練習は始まります。
部員数33人、創部3年目の若いチームです。
しかし、6月に行われた県の高校総体で優勝、さらに9月開かれた岡山県の高校選手権でも優勝を飾った県内屈指の強豪校です。
率いるのは梅本勝監督。
島根県の石見智翠館を、花園常連校になるまでに育て上げた名将です。
高い守備力を持つチームを目指し、基本のタックルを体に染み込ませます。
選手同士の自主性も重んじ、時には厳しい言葉もかけ合います。
ひときわ大きな声を出すのが中心選手のひとり、ラリー・ルーテル選手。
ニュージーランド出身の3年生です。
ラリー選手の兄、バンディー・アキ選手は2019年のワールドカップにも出場したスター選手です。
世界の第一線で活躍する兄を超える、そのために梅本監督が率いる倉敷高校にやってきました。
母国を離れ、厳しい環境に身を置くことで、自分を鍛えたかったといいます。
守備だけではありません。
主将の丸尾選手やラリー選手が誇る高い突破力も武器に、花園初出場・初優勝を目指します。
全国高校ラグビー岡山県予選は11月6日に開幕し第一シードの倉敷高校は、津山工業と対戦します。
（2021年10月29日放送）

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